@article{oai:n-seiryo.repo.nii.ac.jp:00001012, author = {長島, 義介 and Nagashima, Yoshisuke}, issue = {28}, journal = {新潟青陵女子短期大学研究報告}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本文では,県内に棲息するヒメツユムシ亜科に属する昆虫の棲息種,採集成績,分布像や生態の特徴についての知見を述べた。その内容を要約すると下記のごとくになる。1.新潟県に棲息するヒメツユムシ類は,長翅型のヒメツユムシ,ササキリモドキ,ムツツユムシモドキ,ムサシツユムシモドキ,短翅型のヒメヤブキリモドキ,トゲヌキササキリモドキの5属6種である。2.ヒメツユムシは,現時点 (1997) では本州本土側としては新潟県が北限の地であり,本種は県内の低山地に広く棲息し,離島の粟島,佐渡にも分布している。3.ササキリモドキは主として県内の海岸地帯(ヤブツバキクラス域)である角田・弥彦山地や新潟市海岸に分布している。4.新潟県に棲息するセモンササキリモドキは,これまでムツツユムシモドキ(奥胎内)だけが知られていたが,筆者は湯沢町三国地区元橋で採集した雌雄個体を外部生殖器の形質からムサシツユムシモドキと同定した。5.新潟県のヒメヤブキリモドキは主にブナクラス域(alt.1000m付近)に,トゲヌキササキリモドキは,主としてヤブツバキクラス域の海岸部や内陸部の低山(alt.700m以下)に広く分布する傾向がみられる。これまでの調査では,両種が混棲している地域はなかった。6.県内の採集記録ではないが,我が国において採集記録の新知見と思われる山形県飛島と島根県隠岐島後島中村で雌雄のトゲヌキササキリモドキを採集し,また山形県蔵王スカイライン坊平 (alt.1000m) の車道法面草地草冠より多数のヒメヤブキリモドキを採集した事を報告した。}, pages = {23--33}, title = {新潟県のヒメツユムシ亜科(バッタ目,キリギリス科)}, volume = {28}, year = {1998} }